菱文 飯碗

胴と底に施された文様は「白黒掻落（かきお）とし」という10〜12世紀の中国は磁州窯の技法を用いたもの。白化粧をした素地に黒泥を塗り、まわりの黒泥を掻き落として文様を描く、とても手の込んだ装飾技法です。

埼玉の陶芸家・川島いずみさんの手によるもので、菱形のモチーフは日本の織物から着想を得たものだとか。モダンなモノトーンの世界にどこか懐かしさを感じるのはそのせいでしょうか。高台の黒が全体を引き締めていて横から見るとうっとりするほど格好良いです。 浅めのつくりで、手に持ちやすい飯碗。おもてなしにもいかがでしょうか。

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作家について

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※手作りのため、サイズ・形・色・艶の出方などは一点ごとに異なります。あらかじめご了承ください。
※貫入（表面に入る模様のようなヒビ）、ピンホール（小さな穴）、鉄粉（焼くことで粘土に含まれる鉄分が黒点になったもの）、釉薬のムラなどは、個体差があります。うつわの個性や表情としてご理解ください。